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半月板損傷による膝の痛みとは?

2022.08.26

半月板損傷とは?

 

膝の痛み

 

 

 

 

こんにちは。西荻窪駅南口から徒歩3分の場所にある西荻窪南口きりん堂整骨院です。

 

 

今回は耳にすることも多い膝の半月板がどういうものか、

 

 

また、損傷することでどういったことが起こるかをお伝えさせていただきます。

 

 

 

 

いわゆる膝関節と言われる大腿脛骨関節の構造

 

 

 

大腿脛骨関節の関節頭である大腿骨の内側外側顆は,大きく丸い形状をしています。

 

 

一方、関節窩である脛骨の内側、外側は小さく浅い形状をしています。

 

 

そのため、大腿脛骨関節の安定性は決して高くありません。

 

 

その安定性を補っている構造の1つが半月板です。

 

 

 

半月板の構造と機能

 

 

半月板は大腿脛骨関節の内側・外側に介在しています。

 

 

大腿脛骨関節の辺縁部では厚く関節包と結合しており、中央に行くほど薄い構造をしています。

 

 

そのため、大腿骨顆部の形状に適合する構造になり、大腿脛骨関節の安定性を高めると同時に、 重力により生じる

 

 

大腿脛骨関節への荷重応力を分散します。

 

 

膝関節運動によって大腿脛骨関節の適合性が変化しても、その適合性を高めるべく、半月板は

 

 

屈曲時に後方へ、伸展時に前方へ移動します。

 

 

内側半月板は、関節包を通じて、内側側副靭帯の最深層に存在する大腿半月靭帯と半月脛骨靭帯と結合しています。

 

 

外側半月板は外側側副靭帯と結合してはいません。

 

 

また、 内側・外側ともに、 前方は前穎間区、 後方は後顆間区で脛骨に付着していますが

 

 

付着部間の距離は内側半月板の方が長いです。

 

 

そのため、内側半月板は外側半月板より膝屈曲伸展時の可動性が乏しい半月板の組織学的構造は線維軟骨組織であり、

 

 

クッションのように膝関節に加わる荷重応力を緩衝する内側半月板の後方部分は、脛骨内側顆後方の土手となり、 

 

 

脛骨の前方移動を制動します。

 

 

 

半月板損傷

 

 

1回の大きな外力によって生じる急性の半月板損傷と、頻繁に膝関節に加わる外力によって生じる慢性の

 

 

半月板損傷に分けられます。

 

 

膝の疼痛や可動域制限が生じ、スポーツ活動や日常生活に支障が生じる若年者ではスポーツ外傷に

 

 

よるものが多く、 高齢者では加齢による半月板の変性断裂が多いです。

 

 

半月辺縁部の縦断裂では関節鏡視下の半月縫合を行うが、 水平断裂や横断裂は部分切除となることが多いです。

 

 

半月板損傷によって構造と機能が失われると、膝関節の安定性は低下します。

 

 

半月板への栄養

 

 

外側半月板は主に外側下膝動脈から、内側半月板の後方部分は膝窩動脈から直接分岐する無名血管、

 

 

中央前方部分にかけては内側下膝動脈から栄養を受けます。

 

 

半月板の中枢部は血行がなく、滑液によって栄養を受けるので、自然修復能力が低いです。

 

 

そのため部分切除を行うことが多くあります。

 

 

extension lag の原因として、内側広筋の筋力低下が挙げられます。

 

 

      ※Extension Lag(膝伸展不全)とは、他動的には完全伸展が可能であるものの、

      自動的には完全進展ができない症状のこと。

 

 

また大腿四頭筋の収縮により、膝蓋骨が近位に滑走することで、

 

 

膝蓋腱に脛骨を伸展させる張力が発生し、膝関節の伸展運動が生じます。

 

 

この過程のいずれかが阻害されると膝関節の伸展運動は困難になります

 

 

そのため、膝蓋骨下方の組織の癒着瘢痕化も extension lag が生じる要因と考えられます。

 

 

大腿骨内側顆と外側題の間で、膝蓋骨の運動を絶妙にコントロールしているのが、内側広筋と外側広筋です。

 

 

内側広筋の筋力が低下すると、膝蓋骨は外側方向に移動しやすくなります。

 

 

そうなると、 膝蓋骨の外側顆に対する圧迫力が増強するため、膝蓋大腿関節の外側部に疼痛が出現します。

 

 

 

西荻窪南口きりん堂整骨院では上手く筋肉が働けないことでバランスを崩している膝周辺の筋肉を分析し、

 

働くように促すことで膝周辺の痛みに対しての治療も行っています。

 

 

 

 

参考文献

 

運動疾患の「なぜ?」がわかる臨床解剖学 編著:工藤慎太郎

 
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