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肩甲骨の内側がズーンと痛いのはなぜ?猫背・巻き肩だけで決めない背中の痛み

2026.09.28

パソコンを使っていると、肩甲骨の内側がだんだん重くなる。

仕事が終わるころには、

「この辺を誰かに押してほしい」

と思うくらいつらい。

自分で肩甲骨の内側を揉んだり、ストレッチしたりすると一時的には楽になる。

でも、翌日にはまた同じ場所が気になる。

このような肩甲骨まわりの症状はありませんか?

肩甲骨の内側がズーンとつらいと、

「猫背だからかな?」

「巻き肩を直さないと」

「肩甲骨が硬いから、肩甲骨はがしをした方がいい?」

と考える方も多いと思います。

ただ、西荻窪南口きりん堂接骨院では、

肩甲骨の内側が痛い=猫背・巻き肩が原因

とは最初から決めません。

見るのは、

なぜ、その場所に負担が集中しているのか

です。


まず「何時ごろからつらくなるか」を確認します

肩甲骨の内側が痛い方に、

最初から肩甲骨を動かしてもらうとは限りません。

まず聞きたいのは、

いつつらくなるのか

です。

朝からすでに重い。

仕事を始めて2〜3時間すると気になる。

夕方になるほど強くなる。

休日はあまり気にならない。

これだけでも身体の見方は変わります。

例えば、

朝は平気。

仕事を始める。

パソコンを見る。

マウスを使う。

午後になると身体が画面へ近づく。

夕方に肩甲骨の内側がつらくなる。

この場合、

「肩甲骨の筋肉が硬い」

という結果だけではなく、

そこへ至るまでの仕事姿勢や腕の使い方

を見る必要があります。


猫背だから肩甲骨が痛くなる?

猫背という言葉はとても分かりやすい言葉です。

背中が丸くなる。

頭が前へ出る。

肩も前へ出る。

確かに、このような姿勢で長時間作業すると、首や肩甲骨まわりが疲れやすい方はいます。

ただ、

猫背の人全員に肩甲骨痛があるわけではありません。

反対に、

姿勢をきれいに見せようとして、

胸を張り続けている方でも肩甲骨の内側がつらくなることがあります。

そのため当院では、

猫背かどうかだけではなく、

姿勢を少し変えたときに、

実際の肩甲骨の症状も変わるか

を確認します。


巻き肩も「見た目」だけで決めません

鏡を見ると、

肩が前に出ている。

左右の肩が内側を向いている。

こうした状態を「巻き肩」と表現することがあります。

巻き肩が気になる方では、

胸まわりが縮こまっていたり、

肩甲骨が外側へ移動した姿勢になっていたりする場合があります。

ただし、

「巻き肩だから肩甲骨の内側が引っ張られて痛い」

と一言で決めるのは避けます。

例えば、

いつもの姿勢で腕を前へ伸ばす。

次に肩の位置を少し変える。

その状態でもう一度腕を伸ばす。

これで肩甲骨の内側の感じが変わるなら、

肩の位置や肩甲骨の動きが関係している可能性があります。

変わらなければ、

別の場所も確認します。


肩甲骨は「腕を動かす土台」です

肩甲骨は、

背中に貼り付いて動かない骨ではありません。

腕を上げる。

前へ伸ばす。

後ろへ引く。

こうした動作に合わせて位置が変わります。

例えばデスクワークでは、

キーボードへ手を置く。

マウスへ腕を伸ばす。

スマホを持つ。

こうした動作が続きます。

その間、

肩甲骨周囲は腕の位置を支えています。

そのため、

「背中を動かしていないのに、なぜ肩甲骨が疲れるの?」

と思うかもしれませんが、

動いていないように見えて、姿勢を保つために働き続けている

場合があります。


マウスを使う側だけつらいなら

右の肩甲骨だけつらい。

左はそれほどでもない。

こういう方の場合、

仕事環境も確認します。

例えば、

マウスが身体から遠い。

右肘が机から浮いている。

右腕を少し前へ伸ばしたまま作業している。

この状態が何時間も続いている。

すると、

肩甲骨まわりで腕を支える時間も長くなります。

そこで、

マウスを少し近づける。

肘を支える。

キーボードの位置を変える。

こうした条件で症状が変われば、

「右の肩甲骨が硬い」だけではなく、

右腕を支える環境

も関係している可能性があります。


首を動かすと肩甲骨の内側まで変わる?

肩甲骨の内側が痛い方でも、

首を動かすと症状が変わる場合があります。

上を向く。

下を向く。

右を向く。

左を向く。

このとき、

肩甲骨まわりの症状が強くなる。

あるいは、

腕や手までしびれを感じる。

このような場合には、

肩甲骨周囲だけを見るのではなく、

首から腕へ向かう神経の影響なども含めて確認する必要があります。

特にしびれや筋力低下を伴う場合は、

単なる「肩甲骨のこり」と自己判断しないことが大切です。


胸郭が硬いと肩甲骨も動きにくくなる?

肩甲骨の下には、

肋骨で作られる胸郭があります。

肩甲骨はこの胸郭の上を動きます。

そのため、

身体をひねる。

胸を開く。

深呼吸する。

といった動きが小さい方では、

肩甲骨の動き方も変わることがあります。

例えば、

肩甲骨を一生懸命寄せようとしても、

背中全体がほとんど動かない。

そんな場合、

肩甲骨だけを動かすより、

胸郭や胸椎の動きも一緒に見る

ことがあります。


「肩甲骨はがし」をすればいい?

肩甲骨の内側がつらいと、

肩甲骨はがしに興味を持つ方も多いと思います。

肩甲骨周囲を動かしたり、

筋肉へアプローチしたりすることで、

楽になる方はいます。

ただ、

それだけで十分とは限りません。

マウスの位置が遠い。

首の位置で症状が変わる。

胸郭が動きにくい。

腕を上げると痛い。

こうした条件が残っていれば、

肩甲骨まわりだけを繰り返しほぐしても、

また同じ負担が集まることがあります。

大切なのは、

「肩甲骨をはがすこと」ではなく、「なぜ肩甲骨周辺へ負担が集中しているか」を探すこと

です。


西荻窪南口きりん堂接骨院では「いつもの姿勢」を確認します

肩甲骨の内側がつらい方では、

ベッドに寝た状態だけでなく、

普段の姿勢も確認します。

椅子へ座る。

パソコンを見る姿勢を取る。

腕を前へ伸ばす。

肩を上げる。

首を動かす。

胸郭をひねる。

こうした動作を組み合わせながら、

どの条件で症状が強くなるか

を確認します。

必要に応じて、

首。

肩関節。

肩甲骨。

胸椎。

胸郭。

腕。

などを見ていきます。

身体の状態に合わせて、関節モビライゼーション、筋膜へのアプローチ、トリガーポイント療法、カウンターストレイン、メディカルマッサージなどを組み合わせます。


施術後は「肩甲骨が柔らかくなった」で終わらせません

施術後に、

「肩甲骨が動くようになりました」

だけでは、

日常生活がどう変わったかは分かりません。

そこで、

もう一度座る。

腕を前へ伸ばす。

首を動かす。

パソコン姿勢を取る。

最初につらかった動作を再現します。

そこで、

肩甲骨の内側の重さはどうか。

同じ姿勢を取りやすいか。

腕を支えやすいか。

を確認します。

評価 → アプローチ → 実際の動作で再テスト

です。


こんな背中・肩甲骨の痛みは医療機関へ

肩甲骨周辺の症状でも、

  • 胸の痛みや圧迫感を伴う
  • 息苦しさがある
  • 発熱や強い体調不良がある
  • 転倒や強い衝撃のあとから痛む
  • 安静にしていても強い痛みが続く
  • 腕や手に強いしびれがある
  • 明らかに腕へ力が入りにくい
  • 症状が急速に強くなっている

場合は、

接骨院だけで判断せず医療機関への相談を優先してください。

特に胸痛や息苦しさなどを伴う場合は、肩甲骨周辺の筋肉だけの問題と自己判断しないことが重要です。


「肩甲骨が硬い?」より、まず負担が集まる時間を見てみる

肩甲骨の内側がつらいとき、

すぐにその場所を揉む前に、

一度だけ確認してみてください。

朝からつらい?

夕方になるほど重い?

マウスを使う側だけ?

首を動かすと変わる?

腕を支えると楽になる?

休日はどう?

ここまで見ると、

「猫背だから」

「巻き肩だから」

という一つの説明だけでは分からなかった、

自分の負担のかかり方が見えてくることがあります。

西荻窪南口きりん堂接骨院では、

肩甲骨だけを追いかけず、首・肩・胸郭・腕・仕事姿勢まで含めて、なぜその場所へ負担が集中しているのか

を確認していきます。


肩甲骨・背中の痛みシリーズ

次は、深呼吸したときに肩甲骨・背中まわりが気になる方へ。

▶ ② 深呼吸すると肩甲骨まわりが痛いのはなぜ?肋骨・胸郭から考える背中の痛み

▶ 肩甲骨・背中の痛みシリーズ一覧へ戻る

 
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