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腕を上げると肩が痛いのはなぜ?五十肩と他の肩痛を動きから見分ける

2026.09.18

 

「腕を上げる途中で肩が痛い」

「棚の上の物を取ろうとするとズキッとする」

「以前より腕が上まで上がらなくなった」

このような症状があると、

「五十肩かもしれない」

と思う方は多いと思います。

ただし、腕を上げたときの肩痛は、すべてが五十肩とは限りません。

西荻窪南口きりん堂接骨院では、

どの角度で痛いか
自分で上げたときと、人に動かしてもらったときで違うか
夜間痛があるか
肩甲骨がどのように動いているか

まで確認します。


そもそも五十肩とは?

一般に五十肩と呼ばれる状態は、肩関節周囲炎と呼ばれることがあります。

特徴の一つは、

肩が痛いだけではなく、徐々に動かしにくくなること

です。

例えば、

  • 腕を上げにくい

  • 背中に手を回しにくい

  • 髪を結びにくい

  • 上着を着ると痛い

  • 夜中に肩が痛む

といった症状がみられます。

ただし、症状の出方には個人差があります。

そのため、

「50代で肩が痛い=五十肩」

と年齢だけで判断することはできません。


五十肩では「時期」によって症状が変わることがあります

五十肩では、症状の経過を大きく見ると、

痛みが強い時期
↓
動かしにくさが目立つ時期
↓
少しずつ動きが戻る時期

という変化をたどることがあります。

もちろん全員が同じ経過になるわけではありません。

しかし、この違いを考えずに、

「固いからもっと伸ばそう」

とすると、痛みが強い時期には負担になる場合があります。

逆に、痛みが落ち着いているのに全く動かさない状態が続けば、動きにくさが残ることもあります。

そのため、

今は“痛み”が中心なのか、“硬さ”が中心なのか

を確認することが重要です。


腕を上げる肩痛を3つの視点から見ます

① どの角度で痛むのか

腕を上げるとき、

最初から痛いのか。

肩の高さ付近で痛いのか。

最後まで上げたところで痛いのか。

この違いは重要です。

例えば、

途中の一定範囲だけ痛い

という場合は、いわゆるペインフルアークのような反応がみられることもあります。

一方で五十肩では、

痛みだけではなく、

肩全体の動く範囲そのものが小さくなっている

ことがあります。

そのため、

「どこで痛いか」と「どこまで動くか」を分けて見ます。


② 自分で上げた場合と、他人に動かしてもらった場合の違い

肩の評価では、

自動運動と他動運動

の違いを見ることがあります。

自動運動とは、

自分の力で腕を動かすこと。

他動運動とは、

力を抜いた状態で他の人に動かしてもらうことです。

例えば、

自分では腕が上がらない
↓
でも力を抜くと比較的上がる

という場合と、

自分でも上がらない
↓
他人に動かしてもらっても硬くて上がらない

という場合では、状態の捉え方が変わります。

五十肩では、他動運動でも制限がみられることがあります。

ただし、

この検査だけで病名を決めることはできません。

痛みの場所、経過、筋力、外傷歴などと合わせて考える必要があります。


③ 肩甲骨が早く動きすぎていないか

肩関節が十分に動きにくくなると、

腕を上げるために、

肩甲骨をいつも以上に動かして補う

ことがあります。

例えば、

  • 肩をすくめる

  • 肩甲骨が早く持ち上がる

  • 身体を横へ倒す

  • 腰を反らす

といった動きです。

一見すると腕は高く上がっていても、

実際には肩関節以外が頑張っていることがあります。

そのため、

「腕が何度まで上がったか」だけでなく、「どうやって上げたか」

を見ることが大切です。


五十肩と腱板由来の肩痛は同じではありません

肩が上がらないと、

「五十肩ですね」

と言われることがあります。

しかし、肩の痛みには腱板など別の組織が関係する場合もあります。

例えば、

  • 外傷後から急に腕が上がらない

  • 腕を上げる力が明らかに弱い

  • 自分では上がらないが、他人に動かしてもらうと動く

  • 特定の角度で強く痛む

といった場合は、五十肩以外も考える必要があります。

だからこそ、

五十肩という名前を先につけるのではなく、症状の出方を整理すること

が重要です。


夜間痛があるかも大切です

五十肩では、

夜中に肩が痛くて目が覚める

という訴えも少なくありません。

特に、

  • 痛い側を下にすると眠れない

  • 寝返りでズキッとする

  • 日中より夜の方が痛い

という場合は、

日中の動きだけでなく、夜間の症状も確認します。

夜間痛が強い場合は、無理にストレッチを繰り返すよりも、

まず痛みを悪化させない範囲を見つける

ことが大切です。


当院で確認するポイント

西荻窪きりん堂接骨院では、必要に応じて、

  • 前から腕を上げる

  • 横から腕を上げる

  • 自分で動かす

  • 力を抜いて動かしてもらう

  • 肩の外旋・内旋

  • 肩甲骨の動き

  • 頚椎・胸椎

  • 夜間痛の有無

  • 外傷歴

などを確認します。

特に重要なのが、

左右差と動きの質

です。

反対側と比べてどこが違うのかを見ることで、単純な「硬い・柔らかい」だけでは分からない情報が得られます。


自宅でできる簡単チェック

痛みが強くない範囲で行ってください。

① 前から腕を上げる

どこまで上がるか、どの角度で痛むか確認します。

② 横から上げる

前から上げた場合と違いがあるか見ます。

③ 肩をすくめていないか

鏡を見ながら、

痛い側だけ肩が耳へ近づいていないか確認します。

④ 左右を比べる

痛みだけでなく、動く範囲にも差があるか見ます。


痛い時期に無理やり伸ばさない

五十肩では、

「固まるから、とにかく動かした方がいい」

と思われがちです。

しかし、痛みが強い時期に、

強く引っ張る・反動をつける・痛みを我慢して上げる

ことはおすすめできません。

運動は必要になることがありますが、

その時期に合わせて負荷を調整することが重要です。


西荻窪南口きりん堂接骨院が重視すること

当院では、

「五十肩だから肩をほぐす」

だけでは終わらせません。

必要に応じて、

  • 肩関節

  • 肩甲骨

  • 鎖骨

  • 頚椎

  • 胸椎

  • 胸郭

まで確認します。

身体の状態に応じて、

  • 関節モビライゼーション

  • 筋膜へのアプローチ

  • トリガーポイント療法

  • カウンターストレイン

  • メディカルマッサージ

などを組み合わせます。

そして、

評価
↓
アプローチ
↓
もう一度腕を上げる

という再テストを行います。

確認したいのは、

肩が柔らかくなったかだけではなく、痛む角度や動かせる範囲がどう変わったか

です。


医療機関へ相談した方がよい肩痛

次のような症状がある場合は、整形外科などへの相談を優先してください。

  • 転倒後から急に肩が痛くなった

  • 急に腕が上がらなくなった

  • 明らかに力が入らない

  • 強い腫れ・赤み・発熱がある

  • 強い安静時痛が続く

  • 手や腕に強いしびれがある

  • 症状が急速に悪化している


まとめ|五十肩は「腕が上がらない」だけでは判断しない

腕を上げると肩が痛いと、

「五十肩だ」

と考えやすいものです。

しかし重要なのは、

どの角度で痛い?
↓
どこまで動く?
↓
自分で動かす場合と他動で違う?
↓
肩甲骨はどう動く?
↓
夜間痛はある?

という流れで見ることです。

五十肩は、

痛みの強い時期なのか、動きにくさが中心なのか

によっても対応が変わります。

腕を上げると肩が痛い方は、

「どこまで上がるか」だけでなく、

どの角度で痛み、どんな動かし方になっているのか

も確認してみてください。


五十肩シリーズ

次は、背中に手を回すと肩が痛い方へ。

▶ ② 背中に手を回すと肩が痛いのはなぜ?結帯動作から見る五十肩

 
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