マリガンテクニックとは?安全で効果的な関節調整法
肩や腰、膝などの関節の動きが悪くなったり、動かすと痛みが出る…
そんなときに有効な手技療法のひとつがマリガンテクニックです。
ニュージーランドの理学療法士ブライアン・マリガン氏によって考案され
世界中の理学療法士や治療家に広く使われています。
日本でも、近年はスポーツ現場やリハビリ、接骨院の施術にも取り入れられています。
特徴は「動かしながら治す」こと
マリガンテクニックの最大の特徴
関節を患者さん自身に動かしてもらいながら
施術者が関節のズレや引っかかりを正しい位置に誘導することです。
一般的な関節矯正のように、力を加えて一瞬で動かす方法とは違い
痛みのない範囲で動かしながら整えるため
安全性が高く、施術後にそのまま動きが改善することも多いです。

施術の流れとして
患者さんに関節を動かしてもらい、どの方向で痛みや制限が出るかを確認
施術者が手で関節を優しくサポートし、正しい方向に補助を加える
その状態で患者さんに動作を繰り返してもらい、痛みが軽減するかを確認
このように、患者さん主体で動かすことが特徴です。
どうして痛みや動きが改善するのか?
関節は骨同士がちょうど良い位置関係で動くことでスムーズに動作できます。
しかし、ケガや長時間の悪い姿勢、繰り返しの負荷などで
わずかにズレた位置で動いてしまうことがあります。
これが「関節の遊び(ジョイントプレイ)」の乱れで
動かすたびに引っかかったり痛みが出たりします。
マリガンテクニックは
そのズレを優しく修正し、脳と体に「正しい位置で動ける」という再学習を促します。
これにより、施術直後から関節の可動域が広がり、痛みが軽くなるケースが多いのです。
適応しやすい症状
マリガンテクニックは特に以下のような症状に有効とされています。
肩が上がらない(五十肩や肩関節周囲炎)
首を回すと痛い(寝違え、頚椎症)
腰を反らす・ひねると痛い(腰痛、椎間関節障害)
膝の曲げ伸ばしで痛い(変形性膝関節症、膝のケガ後の可動域制限)
手首や肘の動きが悪い(テニス肘、手首の捻挫後)
足首の動きが硬い(捻挫後の可動域制限)
特にスポーツや日常生活で関節をよく使う方、また「動かすと痛いけれど安静時は大丈夫」という症状に向いています。

他の手技療法との違い
多くの手技は施術者が受動的に動かすのに対し
マリガンテクニックは患者さんが自分で動かす能動的な方法です。
そのため、筋肉や神経の協調性が高まりやすく
施術後すぐに動作の改善を実感しやすいのが利点です。
また、強い力や瞬間的な衝撃を使わないため、年齢や体格に関係なく安全に行えます。
注意点
安全性が高いとはいえ、全ての症状に適しているわけではありません。
骨折や靭帯損傷の急性期
重度の骨粗鬆症
強い炎症や腫れがある場合
感染症や悪性腫瘍がある場合
このようなケースでは避ける必要があります。
また、施術は解剖学や関節の動きに精通した専門家が行うことが重要です。
西荻窪南口きりん堂鍼灸接骨院での活用例
当院では、肩や腰の可動域制限、スポーツによる関節の引っかかり感などに
マリガンテクニックを取り入れています。
施術後に「さっきまで痛くてできなかった動きができる!」
と驚かれる方も多く
競技復帰や日常動作の改善に役立っています。
また、マリガンテクニックは他の施術(鍼灸、筋膜リリース、ストレッチなど)と
併用することで効果がさらに高まるのも特徴です。
関節の位置を整えた後に筋肉や神経の調整を行うことで、より長く良い状態を維持できます。
YouTubeで動画も公開してますので
ぜひ、チェックしてみてください!
まとめ
マリガンテクニックは
痛みのない範囲で安全に関節を整える
患者さん自身が動かすことで即時効果を実感しやすい
スポーツ障害から日常生活の不調まで幅広く対応可能
という優れた手技療法です。
もし「動かすと痛い」「関節が硬い」といった悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
正しい動きを取り戻すお手伝いをいたします。
同業者の方も、施術のヒントとして
患者様を一緒に笑顔で元気にしていきましょう!!
