【首ゴリゴリの正体は何なの?】痛み、ゴリゴリ音、頭痛を医学的に解説!
首を動かすたびに「ゴリゴリ」と音が鳴ったり、動かすと痛みを感じたり、さらには頭痛まで引き起こされるような状態に悩んでいませんか?
この記事では、西洋医学的な視点から、首のゴリゴリ音が発生する原因や、痛み・頭痛のメカニズム、そしてそれを改善するための対策について詳しく解説します。
西荻窪駅徒歩5分、西荻窪南口きりん堂接骨院では、こうしたお悩みを抱える方々へ適切なケアを提供しています。
それでは、具体的に見ていきましょう!
【首ゴリゴリの原因とは?】
首がゴリゴリと鳴る原因は、主に以下の3つに分類されます。
これらは、解剖学的または生理学的な現象に基づいて説明されます。
1.関節内の気泡形成(キャビテーション)
首の関節(特に椎間関節)内では、シナビアル液(関節液)の中に溶け込んだ気体が関節の動きによって気泡化し、それが弾けることで音が発生します。
この現象は一般的に無害であり、必ずしも疾患を示すわけではありません。
2.筋肉の過緊張と筋膜の癒着
デスクワークや長時間のスマートフォン利用による首周辺の筋肉(特に僧帽筋や胸鎖乳突筋)が過緊張状態になると、筋膜との癒着や摩擦が生じ、動かす際にゴリゴリという音が鳴ることがあります。
これは筋肉の柔軟性低下や局所的な炎症を伴うこともあります。
3.姿勢不良による生体力学的負荷
猫背やストレートネックなどの不良姿勢は、頸椎(首の骨)の正常な配列を崩し、関節や周囲組織に過剰なストレスを与えます。
これにより、関節の動きが滑らかでなくなり、音や痛みを引き起こします。
【首ゴリゴリが頭痛を引き起こす仕組み】
首のゴリゴリ音は、単なる音の問題ではなく、頭痛や全身の不調を引き起こす可能性があります。
その具体的な仕組みを解説します。
・頸椎由来の緊張型頭痛
首の筋肉が緊張すると、後頭部にかけての筋膜が引っ張られ、緊張型頭痛を引き起こします。
特に、頸椎の第1・第2椎骨(環椎・軸椎)の可動域が低下することで、神経や血管が圧迫されることもあります。
・血行不良による偏頭痛
筋肉の過緊張は血行不良を招き、脳への血流が一時的に減少することで偏頭痛が誘発されることがあります。
酸素や栄養不足が原因となり、ズキズキとした痛みを伴う頭痛が生じます。
【首が痛む原因を医学的に解説】
首が痛くなる原因として、以下のような病態が考えられます。
・変形性頸椎症
加齢や姿勢不良により、頸椎の椎間板が劣化し、骨棘(骨のとげ)が形成されることがあります。
この状態では、関節の可動域が制限され、痛みや炎症が発生します。
・筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)
筋肉や筋膜にトリガーポイント(圧痛点)が形成されると、局所的な痛みや関連痛(離れた部位への痛み)が引き起こされます。
これが首の動きによる痛みの主な原因となることがあります。
・神経根圧迫(頸椎神経根症)
椎間板ヘルニアや骨棘が原因で神経根が圧迫されると、首の痛みだけでなく、腕や肩に放散する痛みやしびれが生じることがあります。
【西荻窪南口きりん堂接骨院の解決策】
当院では、首のゴリゴリ音や痛み、頭痛に対し、西洋医学と東洋医学を組み合わせた統合的なアプローチを行っています。
・トリガーポイント療法
血流改善と筋肉の緊張緩和を目的に、トリガーポイント療法やマッサージを用います。
これにより、痛みの原因となる局所的な炎症を軽減します。
・鍼灸治療
東洋医学の技術を用い、ツボへの刺激によって自律神経のバランスを整えます。
また、筋肉の緊張を解消し、血行促進効果を高めます。
・徒手療法と運動療法
関節の可動域を改善するために、徒手療法(マニュアルセラピー)を行います。
また、患者さん個々の症状に応じたストレッチや筋力トレーニングを指導し、再発防止を目指します。
・生活指導とセルフケアの提案
日常生活における姿勢改善や、首に負担をかけない動作の指導を行います。
これにより、日常的な負担を軽減し、症状の改善をサポートします。
首のゴリゴリと関連深い簡単なセルフケア動画がありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
【まとめ】
首のゴリゴリ音や痛み、頭痛にはさまざまな原因が存在し、それぞれの原因に応じた適切な治療が必要です。
西洋医学の視点に基づいた診断と治療に加え、東洋医学を組み合わせた統合的なアプローチで、当院では患者様の健康を全力でサポートしています。
お悩みの方は、ぜひ西荻窪駅徒歩5分の西荻窪南口きりん堂接骨院にお気軽にご相談ください。