
腰の骨にかかる負荷を、体を動かすことで減らしていきます。
「体操や運動ならもう試したよ」 という方も大勢いらっしゃるでしょう。
たしかに運動で筋肉をつける腰痛治療は、多くの方が実践しています。 そして私自身、
多くのアスリートや患者さんを治療してきて、運動療法の効果を強く実感しています。
しかし多くの医師や治療家がさまざまな運動療法を推奨してきたにもかかわらず、
腰痛に悩む方が減っているとは思えないのです。
おそらくその理由は、効果だけに着目し、痛みを抱えて運動する人の気持ちにまで至
れていないことにあると思います。運動は、続かなければ意味がありませんが、
これまでの運動療法はいかに続けやすいかにはあまりスポットをあてていなかったのではないでしょうか。
だれだって嫌なことは続けたくありません。 とくに腰が痛いときは、
なおさら運動なんてしたくないと思います。
そこで、「どうすれば、どんな状況でも嫌になることなく、運動を続けられるのか?」 と考えた結果、
3つの条件を自分に課して改めて運動療法を考えました。
・科学的根拠にもとづいている
・短い時間でどんな状況でも手軽にできる
・成果がすぐに実感できるほど、運動効果が高い
運動習慣のある方なら、 ご存じかと思いますが「ラクして大きな効果を得る」というのは虫のよい話です。
でも、腰痛治療できたえるべき筋肉は小さい筋肉たちです。小さい筋肉をきたえる場合、動きの激しさは効果にさほど関係ありません。
小さな動きでも、ターゲットの筋肉をどれだけしっかり刺激できるかが重要なのです。
これがなせれば、虫のよいラクな動きでも、大きな効果を得られます。
引用 一生痛まない強い腰をつくる