姿勢の影響
姿勢は人生を映す鏡です。
こんにちは。西荻窪駅南口から徒歩3分の場所にある西荻窪南口きりん堂整骨院です。
今回は姿勢がどんな影響を及ぼすかをお伝えさせていただきます。
姿勢は人生を映す鏡です。
- 赤ちゃんのとき、ベビーベッドは壁際にありましたか?
壁の反対側からしか、親は赤ちゃんに接することができないため、赤ちゃんはと反対側を向きやすくなります。
ひどい場合は、ベッドのいつも向いている側の頭の横に絶壁ができあがることもありますよね。
- 蛍光灯は左右どちらにありましたか? 左にあれば、顔は左を向きやすくなります。
- 小さいとき、前髪をどちらから分けていましたか?
右から左に分けていれば、左目は髪が邪魔になるため、髪にさえぎられないように右目側、
つまり首は右を向きやすくなります。
もしかしたら、その方向にテレビがあったのかもしれませんね。
そして、いまでもその分け方であれば、自分の右側にいる人とは話しやすいですが、
左側の人とはからだごとそちら側にねじらなくてはならず、話しにくいはずです。
- 横座りするとき、左右どちらのお尻を床に着けていましたか?
左にお尻をつける方が楽なら、左の股関節は外旋(外に開く)が強くなり、右の股関節は
内旋(内に閉じる)が強くなります 。
将来的に左の膝は内反膝 (O脚)になり、足首を捻挫しやすくなるかもしれません。
逆に右の膝は外反膝 (X脚)になり、扁平足や外反母趾になるかもしれません。
- 小さいときに、あぐら座りでしたか割り座でしたか?
あぐらは両方の股関節を外旋させるため脚になり、割り座は両方の股関節内旋させるためX脚になるかもしれません。
- イスから立つとき膝をくっつけたままでしたか?
女性でこういうくせがある人は内股になり、立って膝をピンと伸ばすとO脚になることが多いです。
- 寝る姿勢は、どちら側を下にするのが楽ですか?
左下が楽な人は、左の肩が前に出て、巻き込み肩になっているかもしれません。
体格の大きな人では、逆に上側の肩が前に引っ張られ、巻き込み肩になっていることもあります。
- 足を組むとき、どちらの足を持ち上げて組みやすいですか?
足を組むときは、その側の股関節を曲げて膝をもちあげなければならず、骨盤を後ろに
傾けやすく(後傾)なっていきます。
そうなると、歩くときもその側の足から一歩目を出すくせがあり、歩いているときは、
その側の足を前に振り出しやすくなります。
つまり、組みやすい側が左足なら、右手を前に振り出しやすいことになり、
逆に左の腕はあまり動かさなくなり、左肩がこりやすくなるかもしれません。
- スマホや携帯型ゲームをしているときに背中が丸まっていませんか?
こうした行為ではたいていの人はねこ背でからだが体より前に出て、あごが上がった姿勢になっています。
さらに口が軽く開き、口ポカン症候群になっています。
この姿勢は悪姿勢の典型例ですが、本人はこれが楽な姿勢だと思っています。
楽な姿勢は良い姿勢ではないことを自覚しないと駄目ですね。
- 就業時の座位姿勢はどうなっていますか?
最初のうちは正しい姿勢を意識していても、徐々にねこ背になり、さらにはお尻を前にすべらせて
背もたれにもたれかかる姿勢へと進行していませんか?
電車の座席に座るときでさえ、お尻が前にすべり出て座っている人を多く見かけます。
これも本人にとっては楽な姿勢なのですね。間違っていますが。
- 立っているときにどちらの足に体重をかけるくせがありますか?
左足荷重の休めの姿勢
左足に体重をかけて少し前に出して立つくせがある人は、左側の骨盤の高さが右側より高くなり、
左は内反膝(О脚)になり、左足首を捻挫しやすくなってしまいます。
- ショルダーバッグを右と左肩のどちらに掛けていますか?
バッグを掛ける方の肩が上がり、反対が下がる傾向が多いです。
女性は逆に掛ける方の肩が下がることもあります。
これらで、思い当たる姿勢やくせはありましたか?
自分自身は気がついておらず、他人から指摘されないと気づかないくせも多いです。
自分の姿勢が悪いかどうかは、全身鏡で姿勢を観察したり、立っているときや座っているときの
姿勢をカメラで前後や横から写真に撮ってもらって自覚することもよくあります。
不良姿勢はさまざまな障害を引き起こします。
楽な姿勢は決して良い姿勢ではありません。
無意識に楽な姿勢が悪い姿勢へと変わっていきます。
そして、肩こりや首こり、腰痛などを起こしていくことも多いのです。
さらに、その不良姿勢がケガを呼び、ケガがまた姿勢を悪くして、また怪我を引き起こし、
全身の筋・筋膜のインバランスが進行していきます。姿勢を正すことも、肩こりや首こりの
改善にとても効果的なのです。昔の捻挫が肩こり を、昔の腱鞘炎が肩こりを、テニス肘や
ゴルフ肘が首こりを起こしうるのです。
肩こり解消ポイント
意識して姿勢を正す休みながらでいいので正しい姿勢を習慣化していく、 これが大切です。
西荻窪南口きりん堂整骨院ではしっかり姿勢の分析も行いながら治療を行っていきます。
引用元:肩こりの9割は自分で治せる 著者:竹井仁